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学科 | 社会学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 鯵坂 学 |
タイトル | 日本の分譲マンション建て替えが抱える課題と現実――実例やインタビューを通して |
内容 | 2010年で日本にはマンションが5,713,000戸あり、そして建築30年以上たつ高経年マンションは2014年には1,190,000戸になるといわれている。高経年マンションは物理的老朽化や社会的旧式化、住戸の狭小化などから修繕や建て替えの必要が出てくるのだが、その中で2011年4月までに建て替えが完了しているものは159件にとどまっている。その理由としては建て替えに関して住民が負担する費用の問題、そしてマンション全体の区分所有者と住民の合意を得ることの難しさがあげられる。その中で成功例が多くある大阪ニュータウンのマンション建て替え等を例に挙げ、マンション建て替え事業が抱える問題や成功のための要因を見出していく。 建て替えを成功させるにあたって、マンションの状態や立地条件などが広く重要視されているが、そのほかに建て替え事業を主導するマンション区分所有者の努力や人間関係、そして長年マンションで育まれてきたコミュニティが建て替え事業に与える影響も非常に大きく、人間的要素が最終的に建て替え事業を左右するものである。 |
講評 | 今年の卒業論文は、例年に比べて良くできた論文が少なかったように思います。その理由は、①就職活動が長引いた人がかなりあったこと、②早めに就職が決まった人の中でも、取りかかりが遅い人がいたことだと思います。 卒業論文をしっかり書くことにより、論理力、表現力、情報収集力などがついて、実社会で生き抜いていく力が付きます。分りやすい明晰な文章が書ける人こそインテリ(intelligentia)です。 卒業後も的確な情報を集め、それをもとに明快な文章が書けるように自分を鍛えてください。 |
キーワード1 | マンション |
キーワード2 | 建て替え |
キーワード3 | コミュニティ |
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