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学科 | 社会学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 板垣 竜太 |
タイトル | 戦前から戦後にかけるイエとムラの変遷~鳥取県北栄町瀬戸地区を事例に~ |
内容 | 本稿では、鳥取県中部に位置する瀬戸地区において、存在する屋号の特徴とその継承、また、その地における住民の共同体意識について、江戸時代から現代まで、時代の流れと共に検証していく。 まず屋号については、江戸・明治以降、さまざまな特徴的な屋号がこの地に生まれたが、新耕地に住まう新住民の人口比重が高くなったこと、スーパーマーケットの恩恵を受けるにつれて屋号を持つ商売人が店をたたむようになったことなどの理由で、徐々に屋号は廃れていった。 また、共同体意識に関しては、昔は近隣同士でも多少の迷惑はかけ合ってアタリマエという文化があった。しかし、多くの家庭が外勤めをして独自の生活がそれぞれにある今、人口減少という要因もあって、そこにさらなる団体活動や年中行事への誘いは大変しづらくなっており、住民の共同体意識は消極化していることがわかった。 |
講評 | 提出前2~3週間ほどの猛烈な追い込みで急に形になった印象がある。地域のお年寄りの話をたくさん聞き、自ら歩いて写真をとり、家と地域社会についての濃密な民俗学的データが集まった点において評価したい。地域の図書館に入れて、地元の人から批評を受けるとよいと思う。 |
キーワード1 | イエ制度 |
キーワード2 | 屋号 |
キーワード3 | 共同体意識 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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