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学科 社会学科
年度 2011
ゼミ名 板垣 竜太
タイトル 遊就館思想の現代的展開―遊就館とそれをめぐるアクターを通して見る歴史修正主義思想の様相―
内容  近年、排外主義や歴史修正主義に基づく極端な思想が、若者を中心とした一定の民衆の共感を得ているように思われる。若者たちなぜ、このような思想に共感を示すのだろうか。本論文ではそうした疑問から、歴史修正主義に基づいた展示を行い、しばしばマスコミから非難を浴びる靖国神社の付属施設『新遊就館』に着目し、ここへ来館する若者へのフィールドワーク調査から、現代の若者が歴史修正主義をどのように受容しているかを明らかにした。
 調査の結果、新遊就館を訪れる若者たちは、新遊就館のような古典的な施設よりも、むしろネット等に氾濫する言説を受容している場合が多いことが分かった。彼らはオタク的な趣味の充実の過程で、無意識下にレイシズム的言説に触れるケースが多く、そういった言説を論理的に補強するために、パッケージ化された歴史修正主義的言説を受容していたことが分かった。
講評  遊就館という歴史修正主義の場に注目し、それをとりまくアクターの変化を追ったうえで、実際に来館者の意識を具体的に調査し、展示には影響力がなく、むしろ遊就館的な思想はネットで身につけるという結論にいたる論述は客観的で説得的である。また、いわゆるまとめサイトの分析も興味深い。 前半は長くて冗長な感があり、後半はもっと読みたいという感じで、バランスは悪いが、全体としてよくできた論文である。
キーワード1 靖国神社遊就館
キーワード2 歴史修正主義
キーワード3 ネット右翼
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