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学科 | 社会学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 板垣 竜太 |
タイトル | 海外ボランティアに何を求め、何を得るのか |
内容 | 近年、若者の「旅離れ」「海外離れ」が叫ばれる一方で、長期休暇を使って、海外ボランティアに参加する大学生が増えている。彼らはなぜ「海外旅行」ではなく、「海外ボランティア」に旅立つのであろうか。この論文では、海外ボランティアに参加する大学生が、何を求めて活動に参加し、何を得て帰ってくるのかということを、目的性と共同性の二軸から、参加者を四つの類型に分けて分析・考察した。その結果、彼らが活動に求めているものは、「国際協力」「居場所」「出会い」「変化」など、多岐にわたっており、活動動機は多様化していることがわかった。 この背景には、ボランティアを余暇活動や社会参加の手段の一つとして捉える考え方がある。得たものに関しては、人と人との関わりがなければ獲得できないものが多く、この点からボランティア活動は、社会問題解決という役割だけではなく、人と人をつなぐ役割をも重ね持つ活動へと、変化してきているといえる。 |
講評 | 学生が海外ボランティアになぜ行くのかということを、のべ99人分の活動報告書を具体的に分析し、4つの類型をとりだして考察した点が評価される。特に1回で終わる人、リピーターになる人の類型別考察が興味深い。事例研究以外の部分が弱いが、データの豊富さでカバーしているといえる。 |
キーワード1 | 海外ボランティア |
キーワード2 | 活動動機 |
キーワード3 | 多様化 |
キーワード4 | つながり |
キーワード5 | |
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