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学科 | 社会学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 板垣 竜太 |
タイトル | 喫煙者と非喫煙者の対立と共存―意識調査を通して― |
内容 | 現在、日本においてたばこ税増税や喫煙規制の強化などの影響により成人喫煙者数は年々減少している中、喫煙めぐる規制はますます強化され、喫煙者にとっては肩身の狭い社会風潮になってきている。特に、喫煙場所等を規制する受動喫煙防止対策については、2003年の健康増進法以降全国的に「分煙化」が拡大したが、厚生労働省は2010年に「全面禁煙化」を推進していくことを要請する通知を発表した。この通知により、全国の地方自治体は従来の取り組みの見直しを迫られることとなった。 このようなたばこを取り巻く環境の近年の変化を受けて、本稿では喫煙者と非喫煙者の共存する社会づくりについての考察を行うため、独自で実施した聞き取り調査により各方面からの意見を集めた。その結果、現状において全面禁煙を推進することはバランス性に欠けているという意見が強いことが分かり、今求められることは、喫煙者マナー向上と禁煙教育であるという結論を見出した。 |
講評 | 「べき論」になりがちなテーマだが、京都市の関係者、同志社大、嫌煙権運動の人などのインタビューが多数入ったことで、話が具体的な広がりをもった。いろいろな立場の人の話が出てきている分、やや散漫な印象もあるし、もう少し突っ込んでほしい内容もあるものの、近年の状況を反映した社会学的論文として位置づけることができる。 |
キーワード1 | 喫煙規制 |
キーワード2 | 全面禁煙 |
キーワード3 | 共存 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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