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学科 社会学科
年度 2011
ゼミ名 立木 茂雄
タイトル 大学生の就職活動時における地元志向―都市部にある大学に通う学生を事例に
内容  就職氷河期といわれ、就職活動の早期化・長期化について多くの議論もなされている。これまでの研究で、最近の若者の地元志向の強まりや、地元就職にこだわる人の類型、地元就職志向であることが就職活動にネガティブな態度を引き起こすなどが明らかになってきた。しかし先行研究の多くは地方にある大学に通う学生を対象になされてきた。そこで本研究では近畿圏内出身者・近畿圏外出身者が混在する都市部にある大学に通う学生を調査対象にする。地元を就職地として選ぶとき、何が要因で地元就職志向になるのか。またこれまで地方大学の学生において明らかにされてきたことが、本調査でも同様に起こるかについて明らかにする。
インタビューによる調査の結果、地元就職を選択する若者は、大学の所在地が都市部であっても地方であっても地元就職希望者は存在論的・経済論的戦略が同様に働くことがわかった。さらに、学生は企業を選ぶとき〈場所〉よりも〈マッチング〉を重視することが明らかになった。
講評  この卒論研究は、やはり「本当に終えることができるだろうか?」とヒヤヒヤしながら見守ったものの一つでした。インタビューには立木ゼミ生がほぼ総動員で協力しました。得られた結果からは、先行研究とは異なる知見が得られ、成果をあげることができたことにホッとしています。
キーワード1 地元志向
キーワード2 就職
キーワード3 大学所在地
キーワード4  
キーワード5  
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