詳細
学科 社会学科
年度 2011
ゼミ名 藤本 昌代
タイトル 飲み会とフォーマル集団の関係
内容  仕事終わりに行われる企業内でのフォーマル集団の宴会、すなわち飲み会をインフォーマル・コミュニケーションとして焦点を当て、飲酒とインフォーマル・コミュニケーションが同時に行われる飲み会が、どのように会話内容や仕事に影響を与えるかを調査し、飲み会参加者がどのような人間関係でコミュニケーションを行っているのかによって分類し、分析した。その結果、飲み会参加者は、そこでのコミュニケーションを意識的にも無意識的にも戦略的に利用し、多くの効果を期待していることが明らかになった。飲み会では日本の飲酒規範や階級制度など、多くの要因が仕事や人間関係に影響していた。
講評  本論文は、近年、酒類の消費の減少傾向から、宴会の減少ということに危機感を感じた筆者が、宴会の果たす機能について分析を行ったものである。会社というフォーマルな集団でのインフォーマルな飲酒の場で、どのような人々がどのようなコミュニケーションを行っているのかということについてインタビュー調査を行っている。分析視点として上司部下間の垂直関係、同僚間の水平関係、関連業者による多様な集団での関係を通して、そこで語られる会話の内容の違いやそこで展開されるコミュニケーション効果について、析出している。もう少し分析、考察部分を掘り込めたら、さらによい論文になったと思われる。

キーワード1 飲酒行動
キーワード2 インフォーマルコミュニケ―ション
キーワード3 援助行動
キーワード4 情報共有規範
キーワード5  
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.