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学科 教育文化学科
年度 2011
ゼミ名 沖田 行司
タイトル 荻生徂徠の教育思想的研究―個性教育論を中心に―
内容  近世に活躍した儒学者である荻生徂徠(一六六六―一七二八)は、近代思想の萌芽として政治学や教育学の領域において高く評価された人物として知られている。彼はそれまで人間を含め、すべてを自然的存在と捉えていた、朱子学的思想を批判し、近世において初めて人間を「主体的人間」として認め、個性を尊重する教育思想を展開した。彼の思想から現代における個性尊重教育の在り方について考えたいと思う。
 この論文では、まず第一章において、徂徠の生い立ちから学問形成に至るまでの過程を、歴史を追って見ていく。そこでは、徂徠の学問形成において重要な影響を与えたと思われる、父からの影響、南総での生活、古文辞学形成、朱子学批判について述べたいと思う。そして第二章では、完成した徂徠の学問について、個人と社会のかかわりかた、赤穂浪士事件、私塾教育論などに焦点をあて、彼の個性教育論について考えたいと思う。
講評  近世の儒学者で最も理解が難しい人物を取り上げて、よくぞ苦闘しましたね。文献もかなり難解だったと思います。しかし、持ち前の根性でよく書き上げました。
キーワード1 荻生徂徠
キーワード2 個性
キーワード3 教育
キーワード4 主体性
キーワード5  
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