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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 宇治郷 毅 |
タイトル | ベトナムの初等教育の現状と課題 |
内容 | ベトナムは、教育水準が周辺諸国と比べても高い国として知られている。特に、初等教育段階における純就学率においては、男女ともに90%をゆうに超えているのだ。この初等教育の就学率の高さは、ベトナム社会のさまざまなところに影響を与えていると考えられる。現在、ベトナムでは初等教育を普遍的なものにしようという動きが高まっている。その動きなかでは、就学率をさらに向上させることに重きが置かれているようである。しかし、初等教育の就学率を上げるためには、問題が山積しているのが今日のベトナムの現状である。 では、なぜ発展途上国であるベトナムが、これほどまでの教育水準を誇ってきたのだろうか。現在よりもさらに初等教育の就学率を挙げることができるのだろうか。そして、そのためには何が課題として挙がってくるのだろうか。本論文では、ベトナム社会に大きな影響を与え続けている初等教育に焦点を当て、歴史的背景や民族問題、財政問題などを切り口に、ベトナムの初等教育の現状と課題を論じていく。 |
講評 | ベトナムの初等教育に焦点をあてて、その就学率を上げるための課題を財源、質的向上、民族間格差の点から考察したことは論点が明確で評価できる。解決手段を財源に集約しすぎた点、また就学率の高さがベトナム社会にどのようなプラス効果をあげているかといった点の押さえ方が足りなかったのは、本論文の今後の課題であろう。 |
キーワード1 | ベトナム |
キーワード2 | 初等教育 |
キーワード3 | 教育政策 |
キーワード4 | 就学率 |
キーワード5 | 教育格差 |
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