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学科 教育文化学科
年度 2011
ゼミ名 宇治郷 毅
タイトル 日本人学校高等部の今後の必要性 ‐国内の帰国子女受け入れ問題から‐
内容  本年(平成23年度)、中国に世界初の日本人学校の高等部が「上海日本人学校」に設置された。本稿の目的は、帰国子女教育の問題点や課題を明らかにし、日本人学校高等部の今後の必要性について考えていくことである。
現在海外日本人学校に通う児童生徒の数は年々増加傾向にあるが、海外日本人学校には中学部までしか設置されていないため、高校進学の際、ほとんどの生徒が日本国内の高等学校に進学するほかなく、多くの負担を強いられている。
 このように「高校受験」は海外日本人学校の中学生にとって最大の問題であるが、本稿は「上海日本人学校高等部」を分析評価することによって、その意義や課題を明らかにしようとするものである。そして今後の海外日本人学校の在り方について参考にしようとするものである。
本稿で主に使用した資料は、日本国内の帰国生徒の受け入れ問題では文部科学省の施策や通知などを、また海外日本人学校の教育課程や進路指導については、海外子女教育振興財団の海外日本人学校関係資料である。
講評  昨年誕生したばかりの上海日本人学校高等部について着目した点、またその意義を考究した点は高く評価できる。
それを通じて、海外日本人学校の中学生の高校受験の問題、日本国内の帰国子女受け入れの問題など多方面の課題についても豊富な資料で正確に分析されている点も評価できる。誕生したばかりで資料も少なく、今後どのような発展を示すのか、フォローが期待される。
キーワード1 日本人学校
キーワード2 上海日本人学校高等部
キーワード3 帰国子女
キーワード4 高校受験
キーワード5 海外子女教育
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