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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 国生 寿 |
タイトル | 企業のeラーニング導入―eラーニングは企業内教育の主役となりえるのか― |
内容 | 現在、情報社会の進展と共に、eラーニングという新しい教育手法があらわれ、様々な教育現場で導入されている。中でも、日本企業が経営環境の変化に対応するため、社内教育のあり方を見直す企業も増えている。この点に着目し、本論文では、企業内教育におけるeラーニングの活用方法について考察する。 eラーニングには、場所や時間を選ばないで学習が可能である点や、繰り返し学習することができる点などの、効率性や利便性に長所がある。しかし同時に、学習成果を出すことや、学習意欲を保つことなど、教育手法として致命的な課題が、eラーニングにはあることを忘れてはならない。 だが、株式会社オートバックスセブン社のように、導入・運用の方法を工夫することによって、eラーニングは効果的な教育手法となり得る。同社の事例を参考にし、eラーニングとの上手な付き合い方を学ぶことによって、日本企業はより適切な形でeラーニングを取り入れられていくことができるであろう。 |
講評 | 本担当者は,本年3月で同志社大学を定年退職する。したがって,最後の記念すべきゼミであったが,少人数だったために充実した指導ができたように思う。 本ゼミの卒業論文は,担当者の専門領域(社会教育学・生涯学習論)を反映して,従来社会教育・生涯学習・学校外教育・地域活動にかかわるテーマが多かった。今年度は特にゼミ生2名のために,指導も行き届いてできた。 2論文とも,論旨明快で,引用・注記・出典等も整っており,卒論として合格といえよう。文献研究では独自の視点から資料を検討,論を展開して,結論に達している。事例研究では,地域に入り込んで,詳細なインタービューや事業分析を試みたりして丁寧に教育実践を見つめている。 大震災後の厳しい就職事情のなか,夏休み中も含めて熱心に卒論指導を受けていた。幸いに比較的早く就職が内定して,本格的に卒論に集中していたようである。 これらの成果が卒業後の生活に生かされるものと信じる。 |
キーワード1 | eラーニング |
キーワード2 | 企業内教育 |
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