詳細 | |
---|---|
学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 吉田 亮 |
タイトル | 第二次世界大戦時における日系アメリカ人二世 ―トパーズタイムスから見る二世のアメリカ化観― |
内容 | 本研究ではアメリカで第二次世界大戦中に強制移住させられた日系アメリカ人2世がどのようにアメリカ化政策を捉えていたかを明らかにしたい。数ある収容所の中で今回の研究で取り上げるのはトパーズ収容所であり、資料として取り上げるのはそこで発行されていた収容所新聞『トパーズタイムス』である。彼らが強制収容所でどのように過ごしていたか、またどのようにアメリカ化を捉え行動していたかを総括していきたい。その中で彼らがどのようにアメリカ化政策を解釈し、彼らが収容所政策にどのような影響を与えたかを明らかにしていきたい。 第一章には先行文献の考察を述べ、本研究の意義を書き、第二章から第四章では忠誠心を中心として大きく三つの時期に分け、日系人の行動や発言を考察していく。 本研究の結果、忠誠審査を機に日系人たちの今まで溜まっていた不満が多く吐き出される事となり、国籍法改正や外部からの批判が増えていったのではないかと思う。 |
講評 | 本論文は,アメリカ日系人史の中でも特に第二次大戦中の日系人による強制収容期における,日系二世のアメリカ化観について「忠誠心」をキーワードに分析した。収容所内で出版されていた『トパーズタイムス』掲載の記事を分析することで,日系人のアメリカ国家への「忠誠心」を強要するアメリカ軍部に日系二世がどのように対応していったのかに注目している。すでに多くの研究があるテーマであるので先行研究の十分な整理,『トパーズタイムス』を資料としてトパーズ収容所の日系人による反応をしっかりと押さえるべきであった。 |
キーワード1 | 日系移民 |
キーワード2 | 民主主義 |
キーワード3 | 強制収容所 |
キーワード4 | アメリカ化 |
キーワード5 | |
戻 る |