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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 金子 邦秀 |
タイトル | 中学校における生徒会活動の教育的意義 |
内容 | 日本の教育環境の変化の中で、「生きる力」を育てること、つまり「市民的資質」の育成に重要な教育活動は、生徒会活動である。「学校での生活を良くする」という大きな目標に向けて、全校生徒が主体となって活動する生徒会活動の教育的意義は、子どもたちが、これまで経験したことのない様々な課題を解決するために必要な「市民的資質」を育成すること、また、集団活動への適応の問題を解決し、子どもたちの発達の早い段階から自治的能力を身につけること、の2点である。 それらの育成には、子どもたちの生徒会活動への「参加」の質の向上と、教師の適切な指導が重要である。子どもたちには、学校運営に対する意見表明権がある。生徒会活動に対する指導は、子どもたちの将来に向けての育成を担う教師としての責務である。つまり、生徒会活動の教育的意義は、子どもたちだけでなく、教師も「参加」してはじめて発揮される。 |
講評 | すべての卒論が金子ゼミの特色である学校教育に関する諸問題を取り扱う卒業論文であった。ある意味では学校教育は各自がこれまで経験をしてきたことがあり、テーマ設定が、よい意味でも悪い意味でも、各自の学校に関する原体験が問題意識として共通にみられた。その意味では、テーマは異なるにしても、相互に深め合うことはできていた。 しかし、その原体験を活かしながら、また、参考文献を活用しながら論点は皆おさえているのだが、そのうえで、独自の論を展開し新たな知見を論じる点が共通してやや不足していた。 9月1日に10000字レポートを提出したときからでも、皆、大きく成長した。 今後、この卒論執筆の経験を活かして、社会人として、自他の意見をまとめたり、各自の主張を的確に伝達する力をなお一層それぞれの活躍の場で身に付ける努力を重ねていってほしい。 |
キーワード1 | 生徒会活動 |
キーワード2 | 市民的資質 |
キーワード3 | シティズンシップ教育 |
キーワード4 | 生きる力 |
キーワード5 | 生徒参加 |
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