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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 金子 邦秀 |
タイトル | 部活動の教育的意義-課題と改善策について- |
内容 | 先行研究において部活動の教育的意義として、友人作り、体力の向上、自治能力と自己管理能力の発達といったことが言われている。しかしその一方で、練習のし過ぎや非科学的なトレーニングによる怪我などによって身体の発達を妨げている、活動時間が長すぎるため、学習時間や家庭・地域交流の時間がない、部内暴力や勝利至上主義などによる人格の発達への悪影響と言った課題も挙げられている。 これらの課題を改善し、部活動をより教育的意義の深いものにするために、1)活動時間の短縮、2)練習の科学化と効率化、3)生徒の自主性重視、を提案する。これらを部活動で達成するために、外部指導員の導入による科学的で効率的な練習で時間短縮と怪我のリスク回避を、生徒主体による「部活動委員会(部長会)」と「総会」の実施による生徒の自治能力・自己管理能力の向上を図れる部活動運営の在り方を提案する。 |
講評 | すべての卒論が金子ゼミの特色である学校教育に関する諸問題を取り扱う卒業論文であった。ある意味では学校教育は各自がこれまで経験をしてきたことがあり、テーマ設定が、よい意味でも悪い意味でも、各自の学校に関する原体験が問題意識として共通にみられた。その意味では、テーマは異なるにしても、相互に深め合うことはできていた。 しかし、その原体験を活かしながら、また、参考文献を活用しながら論点は皆おさえているのだが、そのうえで、独自の論を展開し新たな知見を論じる点が共通してやや不足していた。 9月1日に10000字レポートを提出したときからでも、皆、大きく成長した。 今後、この卒論執筆の経験を活かして、社会人として、自他の意見をまとめたり、各自の主張を的確に伝達する力をなお一層それぞれの活躍の場で身に付ける努力を重ねていってほしい。 |
キーワード1 | 活動時間の短縮 |
キーワード2 | 練習の科学化と効率化 |
キーワード3 | 生徒の自主性重視 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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