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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 山田 礼子 |
タイトル | 在日中国人留学生の意識調査―学生生活の満足度を中心に― |
内容 | 今日、アジア諸国においては、高等教育大衆化に後押しされ、高等教育は重要な人材育成手段となっている。特に留学生政策は国際交流や相互理解という目的以外、グローバル化を伴い、国際教育市場において、戦略的に展開されている。日本では、平成20年7月文部省は『留学生30万人受入計画』を正式に発表した。2020年までに在日留学生数を2008年の約2.5倍にする新しい数値目標である。 一方、近隣である中国において、今年、中国教育部により、昨年末現在、留学生として海外に渡った中国人は127万人を超え、世界最大の留学生供給源となっている。このような国際情勢の中、来日中国人留学生が急増している。 そこで、『留学生30万人受入計画』を達成するには、中国人留学生の意識を把握する必要がある。本稿では中国人留学生がなぜ日本留学を選んだのか、日本で何を求めているのか、或いは日本での留学生活に満足しているのか、といった留学動機や留学生意識を考察したい。 |
講評 | 私のゼミでは、3年次に「ISFJ日本政策学生会議」に参加し、政策フォーラムに向けて論文を約3万字書き上げるという経験をしているために、4年生にとっては今回が新たに論文を書く経験ではなかった。しかしこれらのテーマに対する問題意識を持ち論理展開する訓練を行っていたことが、むしろ論文執筆に取り掛かるのが遅くなる要因となった。本来ならば10、11月には一回目の添削を行うところが、ぎりぎりのスケジュールになってしまったのが大変残念であった。スケジュール管理が非常に弱いというのが反省点である。 また、私のゼミの特徴として、自分の問題意識に基づいてデータを集めるということを基本的に義務付けている。4年生は研究方法として質問紙調査、インタビュー、ホームページのデータをもとに分析するなど、データ分析を全員が行った。このように、3年次のゼミで学んだことを活かし、問題意識を明確に持つこと、そしてその問題意識に基づいてデータの収集・分析を行って結論付けていくということが全員出来ていたことは評価したい。特に、質問紙調査やインタビュー調査を行う際には、関係者へのお願いから始まって、最後にまとめた結果を何らかの形で提示することがマナーとして求められる。こうしたマナーは社会人になってからは当然要求される。しかし、社会人として当たり前に求められることが、学生はなかなかできないのも事実である。卒論執筆にあたって、こうした機会を経験できたことは、将来役に立つと期待している。 さらに、学生同士が自発的に互いの論文を添削し合うという行動をとったことは、新しいステップであると感じた。 |
キーワード1 | 高等教育 |
キーワード2 | 留学生30万人受入計画 |
キーワード3 | 中国人留学生の意識 |
キーワード4 | 満足度 |
キーワード5 | |
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