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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 山田 礼子 |
タイトル | 学生の結婚観・性別役割分業観―学生の結婚観・性別役割分業観質問紙調査から― |
内容 | 今日、我が国では「結婚は必ずするもの」をはじめとする共通の結婚観だけでなく未婚化、非婚化の進行、そして離婚・再婚の件数の増加、さらに事実婚、別居婚、DINKSという結婚形態がでてきており、我が国での結婚観の多様化がみられる。 また性別役割分業観も変化しつつある。我が国の人々の「意識」は平等的性別役割分業観になりつつあり、実際の性別役割分業観の具体的な行動指標である「仕事」と「家庭」の夫婦関係の現状では「夫は仕事・妻は仕事と家庭」という新しい性別役割分業になってきている。 このような我が国の結婚観の多様化と平等的性別役割分業観への変化と現在の学生の結婚観・性別役割分業観は合致しているのであろうか。また男女という性別によってこれら結婚観・性別役割分業観には差が生じるのか。 本論では結婚観・性別役割分業観に関する学生への質問紙調査から現在の学生の結婚観・性別役割分業観を探っていきたいと思う。 |
講評 | 私のゼミでは、3年次に「ISFJ日本政策学生会議」に参加し、政策フォーラムに向けて論文を約3万字書き上げるという経験をしているために、4年生にとっては今回が新たに論文を書く経験ではなかった。しかしこれらのテーマに対する問題意識を持ち論理展開する訓練を行っていたことが、むしろ論文執筆に取り掛かるのが遅くなる要因となった。本来ならば10、11月には一回目の添削を行うところが、ぎりぎりのスケジュールになってしまったのが大変残念であった。スケジュール管理が非常に弱いというのが反省点である。 また、私のゼミの特徴として、自分の問題意識に基づいてデータを集めるということを基本的に義務付けている。4年生は研究方法として質問紙調査、インタビュー、ホームページのデータをもとに分析するなど、データ分析を全員が行った。このように、3年次のゼミで学んだことを活かし、問題意識を明確に持つこと、そしてその問題意識に基づいてデータの収集・分析を行って結論付けていくということが全員出来ていたことは評価したい。特に、質問紙調査やインタビュー調査を行う際には、関係者へのお願いから始まって、最後にまとめた結果を何らかの形で提示することがマナーとして求められる。こうしたマナーは社会人になってからは当然要求される。しかし、社会人として当たり前に求められることが、学生はなかなかできないのも事実である。卒論執筆にあたって、こうした機会を経験できたことは、将来役に立つと期待している。 さらに、学生同士が自発的に互いの論文を添削し合うという行動をとったことは、新しいステップであると感じた。 |
キーワード1 | 結婚 |
キーワード2 | 性別役割 |
キーワード3 | 学生 |
キーワード4 | ライフスタイル |
キーワード5 | 多様化 |
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