詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 浅野 健一 |
タイトル | 医療報道の在り方―奈良県大淀病院事件から考える― |
内容 | 本論文は、医療報道が医療現場へのバッシングに通じ、結果として医療現場の委縮や縮小につながってはいないかという問題意識を出発点に執筆を行った。少子高齢化、人口減少、診療報酬問題、医師不足など医療現場の現状は厳しい。本論文は、特に医師不足や過疎化などの影響を受け、非常に厳しい状態に陥っている産科医療に注目し、とくに産科医療の現場に多大な衝撃を与えた「奈良県大淀病院事件」を取り上げた。大淀病院事件の報じられ方を分析し、医療報道の現状を調査、さらに関連する「朝日新聞がんワクチン報道」や「福島県大野病院事件」なども取り上げ、医療報道の課題を探る。 私たち、市民も医療従事者も報じる側の記者も、健やかに暮らしたいという願いは同じである。医療報道の課題を探ることで、医療従事者と記者の日頃からの対話の必要性が見えた。また、医療事故で家族を失った人たちの声を伝えることと、医療現場のバッシングがつながらないための方法を見出すために気をつけるべきことを、報道の分析から導き出した。 |
講評 | |
キーワード1 | 大淀病院事件 |
キーワード2 | 医療報道 |
キーワード3 | 犯罪報道の犯罪 |
キーワード4 | 東京大学医科学研究所 |
キーワード5 | 遺族コメント |
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