詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 浅野 健一 |
タイトル | 教科書問題とメディア―「つくる会」教科書報道を通して― |
内容 | 「新しい歴史教科書をつくる会」が発行した歴史教科書が、物議をかもしている。現在の歴史教育を「自虐史観」であると攻撃し、過去の日本による植民地支配や戦争を肯定的にとらえようとするこの「新しい歴史教科書」。長年の研究によって支持されている歴史学の見地を無視し、著者の思想を押し付ける内容である。また、この「つくる会」は教科書を執筆するに足る歴史学の専門家を有せず、年表の盗用や基本的な事実の誤り、組織の内部抗争など、そのずさんさがたびたび指摘された。新聞各紙はこの「つくる会」教科書について大きく取り上げ、社説での論争も行われた。しかしながら、問題の本質である「教科書としてふさわしいか」という議論が外交論や表現の自由などにすり替えられ、批判記事は敵対するイデオロギーへの幼稚な悪口にとどまっている。歴史、教育、外交、表現自由といった様々な要素をはらむ歴史教科書問題。新聞が果たすべき役割について考える。 |
講評 | |
キーワード1 | 教科書問題 |
キーワード2 | 歴史教科書 |
キーワード3 | 新しい歴史教科書をつくる会 |
キーワード4 | 東アジア |
キーワード5 | |
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