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学科 | メディア学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 本はどうなるのか |
内容 | 今、本のデジタル化が進みつつある。これまで言われてきた電子書籍のデメリットは解消されつつあり、メリットはより優れたものになっているにも関わらず、日本ではまだまだ普及しているとは言い難い。電子書籍普及のためには、まず電子書籍のこのことを広く知ってもらうことが必要だ。また、電子書籍化が進めば、紙の書籍はなくなってしまうのではという不安を持つ人が多い。既存の出版業界への悪影響も心配されている。しかし紙の書籍と電子書籍、どちらか一つを無理に選ぶ必要はない。紙の書籍ならではのメリットはたくさんある。それぞれのいいところを生かして臨機応変に、シーンによって使い分けることができるようになるのが理想的だ。未完成のメディアである電子書籍は可能性に満ちており、紙の書籍とともに出版文化をこれまで以上に盛り上げていくだろう。電子書籍は私たちの読書ライフを今よりもずっと豊かにしてくれるはずだ。 |
講評 | 電子書籍の現状とその未来のあり方を、従来の書籍との対比のなかで浮き彫りにしている。流通、形態、教育、産業、図書館等、さまざまな側面からこの問題を考えている。とりわけ論者が大の本好きで、日頃の読書経験に重ねあわせ、自らの問題として思考をめぐらしているところがよい。優れた考察の上に成り立つ論文となっている。 |
キーワード1 | 電子書籍 |
キーワード2 | 本 |
キーワード3 | 本の未来 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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