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学科 | メディア学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | スポーツ観戦の楽しさ-マスメディアによるその楽しさの追求- |
内容 | 実際、観戦者はスポーツをしているわけではないのになぜスポーツ観戦は楽しいのか。まず現在スポーツ観戦で行われる近代スポーツについて考え、楽しさというものは何なのかについて論じた。そしてその近代スポーツをすることはなぜ楽しいのか理解でき、そして次にスポーツ観戦の誕生について述べた。実際に①スポーツを観戦しているだけで体が何かを感じているという事と②観戦しているスポーツの関心の度合いが変わるという事、その二つがスポーツ観戦の楽しさの源泉であるといえる。そして、スポーツは今日会場で観る人よりもテレビを介して観る人の方が圧倒的に多い。 したがって、このメディアスポーツというものがどれだけ楽しいものにできるかが、マスメディアの使命である。そのマスメディアを介してのスポーツ観戦の楽しさの度合いを高めるにはどうすれば良いかについて論じた。その結果、会場で観るスポーツよりもメディアスポーツのほうが長けている点があると私は考える結論へ至った。今後様々なメディアが台頭し、メディアスポーツの楽しさがどのくらい楽しくなるのか楽しみである。 |
講評 | 論者の狙いはいいが、自分の感想が述べられているだけで、新しい知見はほとんどない。論文の進め方にも問題がある。たとえば、「スポーツがする側と観戦者という二分化」しているとの前提で論文が進められるが、スポーツイベントにはそれに加えて、「組織者」organizerというものが存在し、大会が企画、実行されるし、メディア露出も計画される。それによって楽しさの要素が増す設定が過剰なほどになされる。そのことはたいていイベントに広告会社が介在していることが証明している。そうした社会構造、社会心理の追求があれば論文はさらによくなったと思われる。 |
キーワード1 | フロー理論 |
キーワード2 | クロスメディア |
キーワード3 | 「物語化」 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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