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学科 | メディア学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | テレビにおける災害報道-利用者のアンケートからの考察 |
内容 | 本論文は、過去のテレビによる災害報道に対する、視聴者のアンケートを基に、視聴者の求める情報とは何かを考えていく。さらに、その情報を流せるようにするには、情報機関のあるべき姿、そして、その情報を受け取る側の私たちが何をすべきなのかを、筆者なりに考えていく。そのために、まず、様々にあるメディア媒体の歴史について調べていく。次に、これまでに学者によって述べられた災害報道における、メディアの役割についてまとめた。そして、阪神・淡路大震災の直後に行われた、被災者に対する、災害報道に対するアンケートから、被災者の感じるメディア報道に期待する情報及び、問題点を導き出した。 さらに、東日本大震災の後に行われた災害報道をどこから取り入れ、その情報に対する評価から、どうすれば安心できる情報を手に入れられるのかを考えた。以上から、災害情報において各メディアが、それぞれの役割を全うすることに力を入れることが重要であるということと、私たち視聴者が、日頃からメディアリテラシーを身につけることが、よりよい災害報道に繋がるという結論に至った。 |
講評 | 戦後のメディアと災害報道について世論を手がかりにアプローチするやり方は手堅い。また結論として述べられる「災害情報は被災者目線で…」という視点、そのために必要な情報を提供できる「(1)テレビが他のメディアとの分業体制を整えること (2)メディアは人々の命を守ることが最大の使命であること (3)普段から、駄目なメディアの情報にはその事実を指摘し、いざというときに、受け手である私たちが、使えるメディアに育てていくことができる」という指摘は貴重かつ説得的である。しかし原発事故にも有効な議論を同時にしてほしかった。 |
キーワード1 | 情報 |
キーワード2 | 災害 |
キーワード3 | 発信者と受け手 |
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