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学科 | メディア学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | NHK番組「プロジェクトX」が21世紀に与えた影響と今後の若者の在り方~1960年代の若者を参考に~ |
内容 | NHK番組「プロジェクトX」作品で日本復活の突破口はあった。グローバルに挑んだ営業の行動力、新しいものを絶え間なく追及する探究心だ。しかし、大局的なものの見方であったり、一人一人のアンテナの張り方は、今日では当時と相当に違いがある。その上、グローバルの荒波は日本を襲うから、若者世代がそれらを乗り切らなければ、社会の安定的な存続は極めて難しい。彼らに「胆力」と「創造力」を養わせる義務がある。1960年~1970年代の若者と2000年~2010年代の若者は、未来が見えないという混迷の中にある点では類似している。2つの時代の若者たちには、「精神」の共通部分がある。1960年~1970年代の若者を前例に徹底的に分析すれば、2000年~2010年代の若者の突破口が見えてくると筆者は考える。その視座から、「変革期の日本人」という座標軸を立て、テレビ番組を素材として今後の若者の在り方について論じた。 |
講評 | 論者の方法論は、「1960年~1970年代の若者の前例を徹底的に分析すれば、2000年~2010年代の若者の突破口が見えてくる」という視座から、「変革期の日本人」という座標軸を立てて現在の若者の在り方について論じるものである。両時期の時代の若者の共通点として将来への座標軸がなかったという捉え方は正しい指摘だろうが、実際の検討がマクロ経済学でも政策的論議でもなく、メディア論でもなく、印象論の域を超えていない。またインターネットからの引用が多く、信頼度にやや問題がある。ただし、問題設定の斬新さと意欲は評価できる。 |
キーワード1 | 若者 |
キーワード2 | 創造 |
キーワード3 | 胆力 |
キーワード4 | 探究心 |
キーワード5 | 行動力 |
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