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学科 | メディア学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | ジェンダーと、その表現から見る現代とその将来 |
内容 | ジェンダーの問題を正確に理解したのち、現代社会にはびこるジェンダー意識について考え、「娯楽」としてのメディアの1つである「テレビドラマ」が、どうジェンダーを捉え、社会にメッセージを送っているのか、そして、今後「テレビドラマ」がジェンダーに対しどういった貢献を果たすのか、テレビドラマの意義について考察した。ジェンダーは固定的分担意識を主に指し示し、それが社会的に大きな影響力を持ち始めると、ジェンダー・バイアス(社会的・文化的性差別あるいは性的偏見)となり、人々の生活に影響を与える。そして実際のテレビドラマを考察し、「ジェンダー・バイアスの解消につながるものもあれば、ジェンダー・バイアスの誇張につながるものもある」ということが分かった。ジェンダー・バイアスの解消、そして男女ともに本当に住みやすい世界をつくるために、ドラマが社会にもたらす影響力、そして未来について考察した。 |
講評 | 論者の方法論は、テレビドラマのジェンダーから見直し、バイアスの解消にテレビドラマがどう役立つのかを検討している。その証明にジェンダー・バイアス(社会的・文化的性差別あるいは性的偏見)の歴史的形成からはじめ、ドラマがそれにどのように反映しているか検討し、解消と増強の両方向が混在しているメディア状況をとらえた。具体的な番組として「アットホーム・ダッド」と「ハケンの品格」、「ホタルノヒカリ」などが検討される。また反対にバイアスを固定化するドラマも対比的にとらえられ、社会の質的向上とドラマの役割がよくまとめられている。 |
キーワード1 | ジェンダー |
キーワード2 | ドラマ |
キーワード3 | ジェンダー・バイアス |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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