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学科 メディア学科
年度 2011
ゼミ名 渡辺 武達
タイトル 大河ドラマが与える社会的影響と課題
内容  1953年2月1日に日本で初めてのテレビ放送が始まって以来、実に60年近くの歳月が経っている。今となっては、我々にとってテレビは生活する上でなくてはならない存在になった。そして、昨今ではテレビが社会に与える影響はここ最近大きなものとなってきている。ニュース番組やバラエティ、ドラマ、ドキュメンタリーなど様々なテレビ番組がきっかけとなって社会現象を起こすことは決して珍しくないことである。その中でもNHKの代表的な番組である大河ドラマは、ここ最近、高視聴率を維持し、幅広い年齢層から人気がある。大河ドラマが舞台やロケ地に及ぼす経済効果は、他の番組を圧倒するほどの影響を与えていることが分かった。しかし、それと同時に大河ドラマには解決すべき問題と課題が潜んでいる。そこで、今回は2008年と2010年に放送された「篤姫」と「龍馬伝」を主な研究テーマの題材として取り上げ、大河ドラマが与える問題と課題に関して考察した。
講評  論者の方法論は二つの大河ドラマの主人公の生地や活動地域がドラマ放映によってどのような観光的メリットを得たかをデータを用いて論証し、そうした効果が大きいこと、その反面、感動的ドラマにするために内容が忠実でなくなることがある点にも着目しており、多角的になっている。たしかにNHK番組には「メディアは地域の応援団」的姿勢が顕著だが、それは結果としてそうなればいいことであって、メディアとりわけドラマのあり方がそれだけであってはいけない。論者はそうした点にも目配りしているが、結論部分に揺らぎがあり、やや説得性に欠ける。
キーワード1 観光産業
キーワード2 経済効果
キーワード3 大河ドラマ
キーワード4 やらせ
キーワード5  
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