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学科 | メディア学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 青木 貞茂 |
タイトル | ソフトバンクの「白戸家の人々」シリーズはなぜ成功したのか |
内容 | CM好感度調査「消費者のCM-branding評価best10」において2007年から3年連続首位を獲得し、以後も常にCM好感度調査の上位を走り続けているソフトバンクの「白戸家の人々」シリーズ。計118本の「白戸家の人々」シリーズをスタート期、定着期、安定期の3期にわけてそれぞれを分析した。成功理由として、第一に父が犬、息子がアフリカ系アメリカ人であることに象徴される試練(現実)を受け入れ、家族一丸となって乗り越え、絆を取り戻した理想の家族の姿を描いた事、第二にお父さん犬の癒し効果、第三に視聴者が関心を持っている社会的事象をストーリーに取り込むことにより、視聴者の興味を持続させた事が挙げられる。家族の様々な愛情の局面を深く描き、性別・年代に関わらず「幸せな家族関係を持ちたい」 と思っている全ての人々に希望を与え、心をつかみ、このCMは長期的に成功したのである。 |
講評 | 青木ゼミの卒論で扱うテーマは、広告論の観点からブランド広告、地域広告の特徴、物語広告の成功分析、アイドルのブランディング、ゆるキャラの効果とヒットの要因、成功した地域ブランディング、企業の広告戦略など幅広い領域が扱われます。これらのテーマに関して、生活者視点に立った受け手の深層心理把握=インサイトをベースに具体的なケース分析、歴史分析、記号論的な分析などを行なっています。 これらは、ゼミ生がゼミにおいて様々な広告を分析するケーススタディを学んだ上で、実際の広告主にビジネスレベルでの広告キャンペーンを企画・立案、他大学の広告ゼミをライバルに競合プレゼンテーションした経験を背景にして書かれています。そのような意味で理論的・実証的なアカデミックな研究とビジネス思考との融合を目指した意欲的な卒論です。 |
キーワード1 | ソフトバンク |
キーワード2 | 白戸家 |
キーワード3 | 家族 |
キーワード4 | 動物広告 |
キーワード5 | お父さん犬 |
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