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学科 | メディア学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 青木 貞茂 |
タイトル | なぜNTT DoCoMo雑誌広告「イエ・ラブ・ゾク」は成功したのか |
内容 | 本論文では家族(親子)関係の変化、携帯電話の登場によるコミュニケーションの変化を探ると同時に、NTT DoCoMoの「イエ・ラブ・ゾク」の広告が成功した理由を解明している。 本論文で取り上げるNTT DoCoMoの「イエ・ラブ・ゾク」の広告では、一般の親子を起用し、その親子の携帯電話にまつわるエピソードを広告上に掲載している。 近年、「家族関係が希薄化している」とよく耳にするようになった。一昔前は家族の役割は明確で、絆は何もしなくても存在していたし、関係は良好であった。しかし、戦後民主化が進み、「家族の中の○○(父、母、子…)の私」という考えよりも、「自分は自分」という考えが主流となった。今まで何の道具にも頼らず、無意識的に築けていた関係も意識しないとそれを保つことは難しくなりコミュニケーションのとり方がわからない親子が急増している。そのような親子に対し、その関係を後押しする存在が必要となった。それが携帯電話であり、この広告なのである。この広告はいわば「教科書」のような存在といえよう。 |
講評 | 青木ゼミの卒論で扱うテーマは、広告論の観点からブランド広告、地域広告の特徴、物語広告の成功分析、アイドルのブランディング、ゆるキャラの効果とヒットの要因、成功した地域ブランディング、企業の広告戦略など幅広い領域が扱われます。これらのテーマに関して、生活者視点に立った受け手の深層心理把握=インサイトをベースに具体的なケース分析、歴史分析、記号論的な分析などを行なっています。 これらは、ゼミ生がゼミにおいて様々な広告を分析するケーススタディを学んだ上で、実際の広告主にビジネスレベルでの広告キャンペーンを企画・立案、他大学の広告ゼミをライバルに競合プレゼンテーションした経験を背景にして書かれています。そのような意味で理論的・実証的なアカデミックな研究とビジネス思考との融合を目指した意欲的な卒論です。 |
キーワード1 | 家族 |
キーワード2 | 絆 |
キーワード3 | コミュニケーション |
キーワード4 | 携帯電話 |
キーワード5 | NTT DoCoMo |
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