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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | リーダーシップ・フォロワーシップの分類と考察 |
内容 | 本論文ではリーダーシップ・フォロワーシップについて今までどのような研究が行われていたかに触れ、リーダーシップやフォロワーシップをタイプ別に分類したものや実際にそれらが発揮されている実例を通して考察を行う。 これまで、リーダーについてはその役割、資質、行動、あるべき姿などが数多く議論されてきた。しかしフォロワーの姿についてはリーダーの陰に隠れているためかあまり言及されてこなかった。組織が具体的な成果を求めるのであれば、優れたリーダーとともに、共感力に優れ、自発的に自身が持っている知識や技術を駆使できるフォロワーの存在についても確認しておかなければならない。言うなれば、組織にとってフォロワーはリーダーと共に成果を上げるうえで重要な役割を担っており、リーダーとフォロワーは力を合わせなければならない。さもなければ、リーダーとフォロワーともに成果を得ることはないであろう。リーダーとフォロワーは相手の立場に立ったコミュニケーションにより、お互いの信頼関係を築くことが重要である。 |
講評 | 今年度の卒業論文は、広い意味での雇用・労働に関わるテーマが大半であった。それは、(1)高等学校におけるキャリア教育の普及条件の探求・学生の就職活動における戦略的行動の社会学的分析・若年労働言説の批判的検討といった、労働への入り口における問題を扱った論文、(2)日本人の長時間労働についての多角的検討・正規雇用女性内の分化を規定する要因・中高年非正規雇用者への支援政策の評価・高齢者が就労継続をする理由の探求といった、どちらかといえば労働者に視点をおいた論文、(3)マネジメント理論の整理を通じた人間らしい労働を実現するための条件の探求・組織におけるフォロワーシップの可能性の探求といった、どちらかといえば経営者に視点をおいた論文である。これらの他に、(4)日韓英語教育の比較検討・地域ブランドと地産地消との関連の比較分析というテーマを扱った論文があった。 いずれの著者も自らの疑問にこだわって問題意識を洗練させ、資料を集め、文献を読み込み、調査を実施してテーマに真摯に取り組んだ結果、一定水準の作品を完成させることができたといえよう。もちろん、考察が一部不十分であったり、主張の根拠が必ずしも明白ではなかったり、論理展開に飛躍があったりといった課題が残されているのは確かである。卒業して社会人となれば、卒業論文のテーマを別の角度から考える機会も生まれてくるだろうから、職業生活のなかで残された課題について思考をめぐらせ続けていってほしい。 |
キーワード1 | リーダー |
キーワード2 | リーダーシップ |
キーワード3 | フォロワー |
キーワード4 | フォロワーシップ |
キーワード5 | 認識 |
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