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学科 産業関係学科
年度 2011
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル 定年を迎える高齢者に対する企業の就労支援の必要性
内容  本論文では、企業が今後、定年後の高齢者の雇用についてどのような取り組みを行っていくべきかについて論じている。近年、日本は高齢者の長寿化によって少子高齢社会となっており、労働力人口は減少している。そのため、生産労働者として社会の担い手となるべき若年層が薄くなり、将来的に生産労働者1人あたりの労働負担が極めて大きくなるのではないかという危惧がある。これらを受けて、政府は2006年に高齢者雇用安定法の改正を行い、企業に高齢者の雇用延長の義務化を行った。
 しかしながら、実際には高齢者が継続雇用を希望していても、就業できない状況が形成されている。企業は利潤を追求する組織であるため、継続雇用を希望した者を全員を雇い続けることは困難である。であるならば、たとえ継続雇用に至らない高齢者であっても、早い段階から定年後の方向性を示すことが企業の社会的責任ではないか。高齢者の現状を把握し、今後定年を迎える者への企業の働きかけを考察することを通じて、以上の結論を導く。
講評  全ての高齢者に対して、希望通りの継続雇用を適用するのは困難であることを前提に、いかにセカンドキャリアにソフトランディングさせるかの責務を企業もまた担っているという問題設定は的を射たものであるが、その点に絞り込んで十分に論じ切れなかったのが残念である。
キーワード1 継続雇用
キーワード2 少子高齢化
キーワード3 高齢者
キーワード4 定年
キーワード5  
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