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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 浦坂 純子 |
タイトル | EAP機関導入における事業場内産業保健スタッフの整備の必要性 |
内容 | グローバル化の進展による競争激化、それに起因する仕事量・質の増加、成果主義の導入等により、強いストレスを抱え、うつ病等の精神疾患を発症する労働者が増加し、企業のメンタルヘルス対策が重要視されるようになった。労働安全衛生法では、事業場に産業医の設置を義務付け、メンタルヘルス対策にも取り組むよう明記されてはいるが、実際に産業医が機能しているとは言い難いのが実情である。 そのため、新たな取り組みとして、米国で非常に有効とされているEAPが注目されている。企業はEAP機関と契約し、メンタルヘルス対策を委託するという形式をとるが、EAP機関のサービスをより効果的なものにするためには、EAP機関との連携や、現状把握等の面から事業場内の産業保健スタッフの整備を行い、しっかりと機能させておく必要がある。しかし現状は、事業場内の産業保健スタッフが嘱託契約の産業医が1名のみという場合も少なくない。このような事業場では、産業医の他に産業看護職を雇うことによって、事業場内の産業保健スタッフが機能しやすくなると考える。 |
講評 | 日本におけるメンタルヘルス対策の現状と課題については詳細にフォローされているが、新しい動きであるEAP機関の活用と事業場内産業保健スタッフの充実については、いずれも対策の重要な要因であるにもかかわらず、その連携に関する言及に若干の物足りなさを感じた。 |
キーワード1 | メンタルヘルス |
キーワード2 | セルフケア |
キーワード3 | 産業医 |
キーワード4 | EAP |
キーワード5 | 産業看護職 |
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