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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 浦坂 純子 |
タイトル | 中小製造業の人材育成―産業集積地域の集合研修を例に― |
内容 | 日本はモノづくり産業が盛んである。しかし海外への労働市場の移行と産業空洞化、さらには熟練技能者の高齢化による技能継承と、様々な問題に直面している。その中でも中小の製造業への影響は大きく、特に技能継承は急務の課題であるが、コストと時間に余裕がない中小企業では、社員教育をOJTに頼らざるを得ないのが実情である。 そこで本論文では、産業集積地域における集合研修に注目した。産業集積地域ならば、同じような企業が合同で研修に参加することによって、コストと時間の問題を解決でき、その後の技能継承が円滑に進むのではないかという仮説を設定した。実際に、太田区工業連合会が実施している集合研修に参加した実績のある企業に聞き取り調査を行ったところ、集合研修は中小企業にとって、その後のOJTを行う上で技能の基礎ときっかけづくりの役割を果たしていることが分かった。 |
講評 | 日本のモノづくりを支える中小企業において喫緊の課題である属人的な独自技能の継承に着目し、その解決の可能性を産業集積地域における集合研修に見出し、検証した点が興味深い。聞き取り調査の結果からは、解決に至る道筋は見えなかったが、OJTを補完する役割だけでなく、さらなる発展性が期待できることを示唆している。 |
キーワード1 | 中小企業 |
キーワード2 | 技能継承 |
キーワード3 | 人材育成 |
キーワード4 | 集合研修 |
キーワード5 | |
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