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学科 産業関係学科
年度 2011
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル 非正規労働者が労働組合に加入したことによる影響
内容  本論文では、非正規労働者が労働組合に加入することによって労働組合に生じた影響について論じている。近年、いくつかの労働組合において非正規労働者が加入し始めている。その加入の経緯や方法などは、先行研究により明らかにされているが、非正規労働者が加入した後の組合活動の変化などはいまだ明らかになっていない。
そこで、非正規労働者の現状と課題を詳説し、なぜ非正規労働者が増加しているのか、どのような非正規労働者が労働組合を必要としているのかを述べた。また、先行研究から非正規労働者が労働組合に加入した事例を検証し、労働組合の現状と課題を踏まえて、どのような労働組合が非正規労働者を加入させたのかを示した。
最後に、二つの労働組合に対して実施した聞き取り調査の結果を用いて、非正規労働者の労働組合への加入方法や組合の中での役割、さらには労使協議や組合活動がその後どのように変化していったのかを明らかにした。
講評  従来、労働組合は正規労働者で組織され、非正規労働者をバッファーとして雇用条件を保持してきた。そこに非正規労働者が加わることによって、利害対立をどう調整するのかというのは非常に興味深い論点である。その論点に対して、先駆的な労働組合に対する聞き取り調査を実施し、新たな知見を得ることに成功している。
キーワード1 非正規労働者
キーワード2 労働組合
キーワード3 正規労働者
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