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学科 社会学科
年度 2008
ゼミ名 立木 茂雄
タイトル まちに潜む危険 -視覚、聴覚・言語障害者の避難訓練を通して-
内容  近年、災害要援護者である高齢者や障害者が災害時に取り残されると問題が取り上げられている。そこで、障害者の避難においてどういった危険な点があるかと、この研究では、視覚障害者と聴覚・言語障害者に着目するのであるが、避難時の危険な点にどういった違いがあるのかを避難訓練で参与観察をし、考察した。視覚障害者の危険な点の大部分は、道路の溝というような物理的なものであり、聴覚・言語障害者と同様に、放置自転車といったモラルの欠けた人の行動が危険になっていることがわかった。また、危険な点の違いで、視覚障害者は、注意深くゆっくり歩くべきところを歩いていなかったということ、聴覚・言語障害者にとって、杖をつく人が、手話をする際に立ち止まるということがわかった。以上のことがわかったことにより、普段から地域の人とよい関係をつくることで災害時に情報から取り残されず、危険な点を克服することができるのではないかと考えられる。
講評  本年度は16本の卒論が執筆されました。その内訳を大別すると、大きく4つのグループに分かれました。(1)家族社会学に関する実証・文献研究が5本、(2)社会学的自己論に関する実証研究が4本、(3)防災および防犯に関する実証研究が4本、(4)その他が3本(NPO内の人間関係、芸術家の社会関係、知識社会学的理論研究)でした。どの研究も3回生の終わりには先行研究のレビューを済ませ、就職活動の合間を縫うようにして現場でデータを集め、関連研究をフォローし、論を理組み立てるといった作業を精力的におこなった力作がそろいました。
キーワード1 避難時の危険な点
キーワード2 障害の種類による違い
キーワード3 地域の力
キーワード4  
キーワード5  
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