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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 三山 雅子 |
タイトル | ママになっても働き続けるために... |
内容 | 「子どもを産み育てやすい社会」を実現するために、仕事と育児の両立を図ることは、安定した雇用・収入を確保することと並んで重要なことである。しかし現状では、働く夫婦が子どもを持った場合、育児の負担は過度に母親側に寄っているといえる。例えば、育児休業の取得状況でみた場合、厚生労働省「雇用均等基本調査」(平成22年度)によると、育児休業取得者について、女性は83.7%、男性は1.38%であった。また、出産1年前に就業していた女性のうち約7割が退職している。そのような中で、各自治体は様々な「子育て支援政策」に取り組んでいる。しかし、行政の子育て支援サービスの実際の効果や従来の人的な支援との位置付けは、未だ十分には明らかになっていない。この論文では、まず現代における子育て環境を意識や人的支援の面から検討し、行政の子育て支援の利用実態やその役割を考察していく。そして女性が結婚・出産しても本当に仕事を続けられる社会を作るにはどのような対策が必要なのかを考えたい。 |
講評 | 卒業論文はただ書けばよいというものではない。各人がたてた問いに対しこれまでどのようなことが論述されているのか、先行研究を知ることが必要不可欠である。卒論を読んでいて感じたのは、既存の言説をメディアに発表されたものであるというただその事のみで信じてしまっているということである。メディアに流布されている言説すべてが事実でも、真実でもない。世の中に流布している言説を自分の頭で判断して評価するという試みこそが自分の卒論をスタートするに当たって必要なことだ。学のスタートとして、まずはすべてを疑ってほしい。 |
キーワード1 | 育児休業 |
キーワード2 | 女性 |
キーワード3 | 出生率 |
キーワード4 | 保育サービス |
キーワード5 | 子育て支援 |
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