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学科 産業関係学科
年度 2011
ゼミ名 三山 雅子
タイトル 専業主婦志向の女性たち
内容  近年、女性の社会進出が進み、正社員としてバリバリと働く女性の姿は珍しくなくなってきた。テレビドラマではいわゆる「キャリアウーマン」がしばしば登場し、バラエティ番組やドキュメント番組でも働く女性の姿をよく目にする。しかし私は、理由はわからないが、幼いころから専業主婦になりたいという願望を持っていた。すると大学の講義で「専業主婦志向の女性が若年層で増えている」という話を聞いた。「今、私と同じ考えの人は増えているんだ」と驚き、なぜだろうと不思議に思った。そしてこの理由を考えることで、自分がなぜ専業主婦になりたいのかも分かるのではないかと思い、このテーマを選んだ。
昔と比べて、女性の社会進出は進んでおり、女性にとって働きやすい社会になっているはずである。それなのに、専業主婦として家事・育児に専念という選択をする女性が増えたのはなぜだろうか。教育水準が高く、就職経験が豊富で、能力も高い日本人女性が社会で働かず、家で家事・育児をしているだけでは、今後の日本社会は発展していかないだろう。そこで専業主婦や働く女性の現状をふまえて、どうしたら専業主婦志向の女性が働くという選択をするのか考えていこうと思う。
講評  卒業論文はただ書けばよいというものではない。各人がたてた問いに対しこれまでどのようなことが論述されているのか、先行研究を知ることが必要不可欠である。卒論を読んでいて感じたのは、既存の言説をメディアに発表されたものであるというただその事のみで信じてしまっているということである。メディアに流布されている言説すべてが事実でも、真実でもない。世の中に流布している言説を自分の頭で判断して評価するという試みこそが自分の卒論をスタートするに当たって必要なことだ。学のスタートとして、まずはすべてを疑ってほしい。
キーワード1 性役割分業
キーワード2 全国家庭動向調査
キーワード3 男女雇用機会均等法
キーワード4 新・専業主婦志向
キーワード5  
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