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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 木原 活信 |
タイトル | 在米日系人シニアの求める高齢期ケアとは―カリフォルニア・ベイエリアにある「気持会」及び「梅野木庭園老人ホーム」での調査より― |
内容 | 日本人が,アメリカへ初めて移民をしてから140年以上が経つ.富を求めて海を渡ったが,その道のりは決して安易なものではなく日本人としてのアイデンティティを奪い取られた時期もあった.時代の流れと共に少しずつ日系人としての人権を取り戻し,現在では日系人コミュニティーの中で日本文化を重んじた様々なサービスが展開されている.だが,世代交代するにつれて,これらの日本文化を大切にしたサービスはなくなっていくであろうという意見を知る.しかしながら,現行のサービス形態がニューカマーに対しても有効なのではないかと考え,消滅していくであろうという意見に疑問を感じ,ベイエリアで運営されている気持会(KIMOCHI)及び梅野木庭園老人ホーム(Umenoki Garden Senior Home)でのフィールドワークを行った.そこで実感したのは日系コミュニティーが縮小している現実であった.けれども,ニューカマー(新1世)のコミュニティー参加を促せば現行サービスの質を落とさず,これからも提供し続けられるのではないかという結論に至った. |
講評 | 先行研究がないなかで、在米日系人シニアの求める高齢期ケアに関心をもち、現地であるカリフォルニア・ベイエリアにある「気持会」及び「梅野木庭園老人ホーム」に学部学生でありながら、アメリカへ赴き現地調査したことは、それだけでも高く評価できる。既存の日本の高齢問題、社会福祉問題の論点と本稿の問題意識を絡めることができたらなおよかったと思われる。 |
キーワード1 | 在米日系人シニア |
キーワード2 | 気持会 |
キーワード3 | 梅野木庭園老人ホーム |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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