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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 木原 活信 |
タイトル | 「大人の発達障害」における二次障害への理解―心理社会的要因に着目して― |
内容 | 長期のひきこもりやニートといった社会に向けた適切な行動や自立した生活ができない大人たちが増加している.しかし,一部の問題行動の背景には発達障害が存在することが明らかになってきた.発達障害者の中には気分障害,不安障害,依存症・嗜癖行動,行為障害といった二次障害を併発している者が多く,それらの原因は心理社会的要因,生物学的要因,遺伝的要因の三つから考えられている.本稿では,その中でも心理社会的要因に注目し,正しい理解や適切なサポートを行うことにより,原疾患とは別に二次障害は減少させることが可能であることを提示する.また,生物学的・遺伝的要因との連携の必然性について指摘する.そのため,先行研究者らによる文献を中心に,二次障害の概念を明らかにし,発達障害者の人格形成に影響を与える心理社会的要因の由来と関係性を検討した.さらに,現在,施行中である制度を基に,当事者の自尊心向上に向けた支援について考察した. |
講評 | 「大人の発達障害」における二次障害への理解について、心理社会的要因に着目して大変丁寧に議論をした力作となった。留学生である立場でありながらも日本語も上達し、関連した実習先での成果も活かしながら貴重な論文を仕上げることができたことは高く評価できる。4年間本当によくがんばりました。これからも日本と韓国の架け橋としてがんばってください。 |
キーワード1 | 成人期発達障害 |
キーワード2 | 二次障害 |
キーワード3 | 心理社会的要因 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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