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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 空閑 浩人 |
タイトル | 現代社会におけるカラーユニバーサルデザインの必要性と効用~色弱から「障害」について考える~ |
内容 | 本稿は、色弱から「正常・異常の分類ではなく個性として理解する大切さ」を、またCUD(カラーユニバーサルデザイン)から「お互いに不都合でない社会を作る大切さ」を主張し、CUD普及の為には、色覚異常・色覚正常者相互の理解の必要がある事を明らかにすることを目的とする。 色弱者にとって「生きにくい」要素が今の社会には沢山ある。それはなぜか。偏に色覚正常の人間によって作られた社会であるからだ。いわゆるマジョリティがマジョリティの快適性を優先的に追求して作られた社会であるがゆえに、マイノリティの不便さを無視した構造が要因である。本稿ではマジョリティ=色覚異常者(P型・D型・T型他)、マイノリティ=色覚正常者(C型いわゆる一般色覚)という、色覚において通常のマイノリティ・マジョリティの定義を逆転させた社会であればどうなっていたかという仮説を立て、ノーマライゼーションの理念が実現される社会に近づくには何が必要かを考える。 |
講評 | 本論文は、カラーユニバーサルデザイン(CUD)をテーマにした興味深い論文である。あくまでも色弱者が体験する現実に寄り添いながら、マイノリティの立場にあることの生きにくさと、そこからのノーマライゼーションの具現化へと至る主張は説得力を持つ。 |
キーワード1 | 色弱 |
キーワード2 | カラーユニバーサルデザイン |
キーワード3 | ノーマライゼーション |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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