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学科 社会福祉学科
年度 2011
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 災害を通してみる女性問題の構造―阪神淡路大震災の事例より―
内容  わが国では,男女共同参画社会の実現が国をあげて推進され続けてきた。しかし,本当にその社会は実現しているといえるのだろうか。
日本は,世界の中でも災害が多い国としていわれており,災害時などの緊急時には社会に存在する社会的・経済的・政治的あらゆる問題が増幅し,多くの社会問題が顕在化するといわれている。わが国の男女共同参画社会の実現に向けて大きく関係している女性問題も災害時に露呈されるひとつの大きな問題である。
そこで,今回は平成7年に発生した阪神淡路大震災を事例としながら,当時被災地で起きた女性問題から今日の社会に根付く女性を取り巻く価値観や風潮について考えてみることとした。そこから,私たちをとりまいている問題とはどのようなものであるのかを明らかにしたうえで,筆者なりに真の男女共同参画社会の実現に向けての考察をした論文となっている。
講評 本論文は、災害を通して女性問題を検討したユニークな作品である。社会に潜在する女性に対する抑圧状況が災害時に露呈する点に着目して、阪神淡路大震災を具体例に取り上げて考察している。東日本大震災の被災者支援についても考えさせられる内容である。
キーワード1 ジェンダー
キーワード2 男女共同参画社会
キーワード3 災害
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