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学科 社会福祉学科
年度 2011
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 非行に走る子どもたち―なぜ非行に走るのか、非行を防止するには―
内容 筆者は実習で児童自立支援施設に行き、実際に非行に走ってしまった子どもたちと一カ月生活を共にした。そして非行を繰り返してきた子どもたちを目の当たりにし、なぜこの子達は非行に走ってしまったのだろうか、未然に非行を防ぐことはできなかったのだろうかと疑問に思った。非行に走ってしまう子どもたちと、そうでない子どもたちとの違いは何なのか。
 現在、少子化が進んでいるにも関わらず、少年院は定員でいっぱいである。また、新聞やニュースで少年による信じられないような犯罪が報じられることも少なくない。そこで子どもたちが罪を犯し他人を傷つけ、そして自分自身を傷つけ少年院や児童自立支援施設での生活を余儀なくされる前に、何かできることはないのか、どうすれば非行の防止を可能にするのか明らかにしていきたい。
 まず第一章で少年非行とはどのようなものなのか、少年非行の歴史を踏まえたうえで、現在の少年非行の特徴や傾向を述べている。そして第二章では、子どもたちが非行に走ってしまった背景や要因を明らかにしていく。そのうえで第三章では、実際に現在行われている非行防止のための活動を挙げ、さらに非行防止のために社会ができること、私たちができることを考えていきたい。
講評 本論文は、少年非行の問題について、その特徴や傾向の歴史的な流れを踏まえつつ、今日の子どもたちが非行に走る背景に焦点を当てて、その防止策について考察したものである。非行を生み出す様々な要因を基にしての非行防止に向けた論考は、説得力に富む。
キーワード1 非行少年
キーワード2 非行防止
キーワード3 支援
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