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学科 社会福祉学科
年度 2011
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 貧困家庭に育つ子どもの支援~増え続けるシングルマザー~
内容 貧困家庭に育つ子どもの支援~増え続けるシングルマザー~
今日の日本の貧困率は16%ともなり、ひとり親家庭の貧困率は54%にもなっている。これは主要先進国の中ではひときわ高い第一位の貧困率を示している。しかしひとり親家庭の中で、母子世帯に限っても83%もの親たちが就労している。“働いても豊かにならない暮らし”で育つ子どもたちはどのような“不利”が存在するのか。本稿ではこのひとり親家庭の原因の一つである“離婚”に切り口に当て、離婚自体は悪いわけではないが、離婚の影響のしわ寄せを受けるのは子どもであるということを主張する。そして貧困問題に対する、政府・私たちの関心の低さを取り上げ、今日の日本の現状に危機を訴える。
本稿ではまず貧困の現状を取り上げた後、ひとり親家庭に焦点を当てる。そして、今日の離婚の現状や制度にも触れ、子供たちへ及ぼす影響や負の連鎖を繰り返す原因を探る。そして親の離婚が子どもにとって不利にならないためにはどうあるべきなのか、について海外の制度も挙げながら日本の制度の問題点を研究する。
講評 本論文は、重要な社会問題である貧困の問題、とくに母子世帯とその子どもが置かれている状況に焦点を当てている。母子世帯になる背景としての離婚やそれをきっかけに生じる貧困の問題、また貧困状況が子どもに及ぼす影響など非常に興味深く書かれている
キーワード1 貧困
キーワード2 離婚
キーワード3 子ども
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