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学科 社会福祉学科
年度 2011
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル DVの現状と対応―DVのスパイラルとその脱出―
内容 今回の卒論で、DVの現状、特にDVのスパイラルを引き起こす原因や経緯などについて調べる。また、それに対する福祉的勧誘なども調べ、考察したいと考える。まず、DVとは何か、定義や法律・施設を挙げる。また、平成18年と平成21年に内閣府によって行われた男女間における暴力に関する調査をもとに、DVの現状を明らかにする。そして、DVには、暴力をふるう周期や相手を思いやる周期などがあり、それを繰り返すことで加害者は被害者を逃げられない状況にする、被害者は逃げる意思を失っていく。このDVのスパイラルが存在するために、DVは見えづらく、長期化しやすい。このことから、このような周期がなぜでき、何が原因ででき、どのようにして完成していくのかについて、加害者・被害者のそれぞれの立場から捉える。また、友だちや家族をはじめとする周りの人の対応や、母子生活支援施設や文献から事例などを通して、その対応を明らかにしていく。そのなかで、平成23年10月3日から開設された京都市DV相談支援センターの取り組みや現状を挙げ、これからのDV対策の展望を行う。最後に、これらをまとめ、どのようにすればDVのない社会を創り出すことができるか考察していく。

講評 本論文は、今日深刻化するDVの問題に正面から取り組んだものである。DVの被害の現状を踏まえ、加害者と被害者とが陥るスパイラル、被害者支援について論じられている。被害者を支援する具体的な社会資源を取り上げながら、支援の課題を考察している。
キーワード1 DV
キーワード2 スパイラル
キーワード3 京都市DV相談支援センター
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