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学科 社会福祉学科
年度 2011
ゼミ名 永田 祐
タイトル 生活保護の自立支援プログラムの効果と課題
内容 生活保護の自立支援プログラムが2005年に導入された.このプログラムの利点は,プログラムの類型化を図り,具体的内容を定めることで,ケースワーカーの負担が減ることである.しかし課題として,このプログラムは新しい取り組みであるためケースワーカーに負担がかかる恐れがあること,自立支援プログラムに参加しない被保護者に対しての働きかけである.
そこで本論文では,生活保護の自立支援プログラムの効果と課題について研究を行った.その結果,効果としては,「自立」の概念が「就労」だけでなく,「日常生活」や「社会生活」の自立が考えられるようになった。一方で課題としては,自立支援プログラムに参加しない者に対して,保護の変更・廃止が行われる恐れがあることが明らかになった.
講評 福祉事務所での実習経験を踏まえ、生活保護における自立支援プログラムの効果と課題を検討しました。生活保護受給者が200万人を超える中、生活保護制度の改革と受給者の自立を支援する仕組みの強化は急務です。しかしながら、本研究で明らかになったように、そのことが自立支援プログラムに参加しない者に対する不利益な変更の強要になることは避けなければなりません。こうした問題の解決に取り組んでいってくれることを期待しています。
キーワード1 就労≠自立
キーワード2 社会的なつながり
キーワード3 業務改善
キーワード4  
キーワード5  
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