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学科 社会福祉学科
年度 2011
ゼミ名 永田 祐
タイトル 孤立した支援拒否高齢者へのアプローチ方法
内容 現在、日本の高齢化が急激に進むなかで、地域から孤立してしまったり支援を拒否したりする高齢者が出てきている。地域から孤立して支援を拒否するような高齢者に対して、どのようなアプローチをしていけばよいのか。これは援助者にとって大変難しい問いである。
 筆者は、その問いに対する答えを導き出すために、三重県名張市の「まちの保健室」で実際の現場で働くワーカーの方を対象にインタビュー調査を行った。その結果、いくつものアプローチ方法を発見、再確認することができたが、先行研究と照らし合わせて考察を加えたところ、そのなかでも特に「粘り強く熱心なアプローチ」・「本人以外に対してのアプローチ」・「関係機関との連携を密にとる」という三つのアプローチが非常に重要であることが分かった。また本稿の最後には、それら三つのアプローチに加えて、それらのアプローチを可能にするための仕組みなどの整備も、孤立する支援拒否高齢者に対するアプローチには必要であると結論づけている。
講評 地域包括支援センターでの実習も踏まえ、孤立し、援助を求めない高齢者への支援について考察し、非常に優れた論文をまとめることができました。実際のフィールドワークを通じて導いた「粘り強く熱心なアプローチ」・「本人以外に対してのアプローチ」・「関係機関との連携を密にとる」という3つのアプローチを卒業後も忘れずに現場で実践されることを期待しています。
キーワード1 孤立高齢者
キーワード2 支援拒否
キーワード3 地域包括ケア
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