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学科 社会福祉学科
年度 2011
ゼミ名 永田 祐
タイトル 学校における福祉教育の限界 -新しい福祉教育実践方法の検討-
内容 現代の社会では少子化高齢化・地縁コミュニティの崩壊などにより、様々な問題が生じている。近年、その問題を解決するために地域福祉の推進が謳われており、共生の心を育てる「福祉教育」が注目を集めているのだ。しかし、現在の「福祉教育」は学校内で完結するものがほとんどであり、そこには安易な「体験学習・施設訪問」が業務的にこなされるという現状がある。これでは福祉教育の効果を十分にあげることはできず、学校における「福祉教育」は「限界」に達していると考えられる。そこで、全国社会福祉協議会が提唱する「福祉教育プラットフォーム」が、これを解決する鍵であると考えられる。筆者は「総合福祉施設京都桂川園」での実践からアクションリサーチを行い、その効果を検証した。それは①「主体的に学ぶことができる」②「継続性の中での成長が見られる」③「個別性を尊重した学びができる」④「知ることができる」の4点であるという結論に至った。
講評 京都桂川園でのアクションリサーチに基づいて、子どもたちが福祉の担い手として成長する方法である福祉教育について検討しました。学校における形式的な福祉教育と異なり、教室の外に出て、比較的長期間にわたって利用者とかかわりながら子どもたちがどう成長していくか、時間をかけ、現場に赴き丁寧に検証しました。俗にいう「センスの良さ」をいつも感じていますが、それが感覚や経験だけでなく、大きな努力に支えられていることもよく知っています。福祉のプロとしてこの世界をリードする人材になってください。
キーワード1 体験学習・施設訪問
キーワード2 福祉教育の限界
キーワード3 プラットフォーム
キーワード4  
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