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学科 社会福祉学科
年度 2011
ゼミ名 上野谷 加代子
タイトル 引きこもり生活を送る人への支援 ―居場所環境からの考察―
内容 本研究は「引きこもり」状態にある人をいかに支援するかという点について、「居場所」というキーワードに着目したうえで、筆者自身の引きこもり体験とそこからの脱出という経験に引きつけながら考察を行った。
第1章では、引きこもり生活を送ることになってしまった人への支援とその予防策を模索するために、引きこもりの定義や引きこもりに陥った経緯について述べた。第2章では引きこもり支援としての居場所づくりなどの実例を交えた考察を行った。第3章では内閣府の調査を元に引きこもりに陥った人の傾向や特徴を探り、最終的にこれからの私たちに必要なことについて述べた。
 以上の分析から、筆者自身も必要であると感じていた居場所づくりや人と人とのつながりの構築といった、人間が社会生活を送るうえで不可欠な要素を改めて強調することができた。今後は、そのような重要な要素を踏まえた具体的な支援方法や政策が必要であると結論付けた。
講評 日本の引きこもりの現状と課題について内閣府の調査などを分析して上手く整理しています。そして、その支援方法について、引きこもりの人が安心して地域で落ち着いて過ごすことができるような居場所環境の必要性を考察しています。人間関係の希薄化が問題視される今日において、人と人との繋がりの重要性を改めて示唆してくれました。考察内容も自分の意見をしっかり述べることができました。
キーワード1 引きこもり
キーワード2 不登校
キーワード3 居場所
キーワード4  
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