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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 上野谷 加代子 |
タイトル | 精神障害者に関する就労の現状と課題―農業分野における就労支援について― |
内容 | 年間三万人を超える自殺者と精神疾患の関連について注目されたり、精神疾患が新たに五大疾病に加わるなど、社会的にも精神障害への着目は徐々に関心を集めつつある。 また、2005年の障害者自立支援法や2006年の精神障害者の障害者雇用率への算定などを見ても、精神障害者の就労支援を取り巻く環境が大きく変化している。これらからもわかるように、近年は精神障害者雇用の改革期にあたる。 近年、農業分野での障害者雇用は、注目を集めている。農業と福祉の連携である「農福連携」の取り組みは、就労する場がまだまだ不足し、より高い賃金の実現が求められる障害者(福祉サイド)にとっても、一方で高齢化などにより担い手が不足している農業サイドにとっても、双方にとって大きなメリットとなる。 「働くこと」とは、経済的な意味だけでなく、「生きがい」や「社会とのつながり」を生み出すものであると考え、雇用を望む人に対して、どのような施策が用意されているのか、どのようにして雇用を創出していけるのかについて、農業分野との関連も考慮しながら考察していく。 |
講評 | 精神障害者を取り巻く現状や政策、歴史などを丁寧にまとめ、3つの事例を取り上げた上で、障害者雇用と農業分野の連携の重要性を強調した論文です。精神障害者の就労支援を「農業」という分野に着目して考察を深めており、とても開拓的な研究だと言えます。今後も研究を深めて欲しいと思います。 |
キーワード1 | 精神障害者 |
キーワード2 | 障害者雇用制度 |
キーワード3 | 農福連携 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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