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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 黒木 保博 |
タイトル | 日本における公的年金制度の現状と課題 |
内容 | 日本の公的年金制度は原則として5年に1度,将来の人口予測の見なおしに伴う人口構成や,経済情勢の変化を考慮して財政再計算を行い,それをもとに制度改正を行っている.現行制度は「世代間扶養」の名のもとに実質的には賦課方式として機能しているため,制度の成熟化に伴う受給者の増加により年金給付費の増大が不可欠である.そして今後はさらに「少子・高齢化」の加速による年金財政悪化に拍車がかかることになる.そういった状況の中で,将来保険料として支払った額に見合う年金が支給されるのかという国民の不安は募り,実際には保険料未納問題もおきている.そのような中で,現行の日本の公的年金制度にはどのような改善が必要かを,公的年金制度の変遷や他のOECD諸国と比較しながら検討していく. |
講評 | 公的年金制度の現状と課題という大きなテーマであった. つまり浅く広く扱うこともできるし、どこかに焦点をあてた論じ方もできる内容である. 文献検索、収集、解題から課題解決のために具体的提案まで取り組んだ姿勢は評価したい. 論旨は明快であり、文献収集も応用もよくできている. しかし、結果としては、やはり一般的な内容 の結論となってしまった感じである. もうすこし焦点を絞った論じ方をしたほうがよかったと思われる. |
キーワード1 | 少子高齢化 |
キーワード2 | 賦課方式 |
キーワード3 | 自動収支均衡装置 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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