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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2011 |
ゼミ名 | 黒木 保博 |
タイトル | 児童養護施設における家族支援―FAWの可能性― |
内容 | 日本国内にはおよそ580もの児童養護施設が存在する.その多くが児童の早期家庭復帰を施設の方針として掲げている.しかし,多くの児童が元の家庭に帰ることが叶わないのが現状である.この現状と施設の方針に矛盾を感じ,私は「児童養護施設における家族支援」をテーマとして掲げた.児童の早期家庭復帰が叶わない背景には,児童が帰るべき家庭に対して,支援が十分に行われておらず,児童が帰る環境が整わないためと推測し,家族支援に焦点を当てた.そこで,家族支援に力を入れているA施設(私が施設実習を実施した施設)の取り組みを例に挙げて,理想の家族支援,そして,その家族支援で活躍するファミリーソーシャルワーカー(FSW)の役割を考えた.また,家族支援だけではなく,事前に虐待を防止するため,児童養護施設が行うことができる取り組みを推測した.施設内における支援が変遷している中,家族支援がどのように展開されており,また,今後どのように展開されていくのかを考えている. |
講評 | 論文の執筆動機は社会福祉実習の体験である。児童養護施設における家族支援を充実していく決め手はファミリーソーシャルワーカーであり、かつ今後の家族支援のあり方を考えていく内容となっている. 文献検索・収集・応用はよくできており、毎回の作成発表内容も充実していた. 真面目に取り組んでいる姿勢がよく理解できたし、論文の内容にも表現されている. 論旨は明快であり、よく推敲ができた論文として評価する. |
キーワード1 | 早期家庭復帰 |
キーワード2 | 家族支援 |
キーワード3 | ファミリーソーシャルワーカー |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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