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学科 社会福祉学科
年度 2011
ゼミ名 黒木 保博
タイトル 孤独死問題―必要な支援は何か―
内容 1995年に起きた阪神・淡路大震災以降,仮設住宅において亡くなる人が増加した.この現象をメディアは孤独死と報道し,それ以降ニュースや新聞でも報道されているのを,度々目にするようになった.
私自身,数多くの報道を目にする中でこの話題に興味を持ったのだが,孤独死に関しては定義もはっきり定まっておらず,曖昧な部分も多い.よって,本稿では歴史的観点,一般的概念,思想的観点の3点に注目し,本稿での定義づけを行った.その上で,先行研究や統計データを参考にし,孤独死の現状,原因,問題点を探り,解決法を追及している.研究を行う中で明らかになったことは,孤独死の現状が地域によって異なり,問題点と解決策もそれに合わせて変化するということだ.よって,最終章では本稿で挙げた5つの地域の事例を基に,それぞれの地域の特性をパターン化し,策を考えている.このような流れで地域ごとの特性をつかみ,解決策を明言していく.そして,孤独とは何なのか,無縁社会が叫ばれる中で家族や地域住民との繋がりはいかに重要か,行政と民生委員が起こすべき行動とは,等についての検討,考察を本稿の最終目的とする.
講評 孤独死について論じている. 定義化過程の中で、先行研究や統計データを使い、現状・原因・問題点を明らかにしている. また孤独死の現状・問題点・解決策も地域によって異なっていることに着目し、地域特性に応じた支援策を提案している. 論旨は明快である. 文献・資料の検索・収集・解題も十分にできている. 時間をかけて推敲も行われており、表現力も豊かである. 具体的提案もよくできている.
キーワード1 孤独
キーワード2 地域
キーワード3 見守り
キーワード4  
キーワード5  
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