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学科 社会福祉学科
年度 2011
ゼミ名 黒木 保博
タイトル 中山間過疎地域の今後の在り方―地域再生の視点から―
内容 本論は,近年の日本で問題視されている中山間地域の崩壊・消滅問題に焦点を当て,財政不況が叫ばれる今日において,財政基盤の弱い地域を如何にして再生させるかを述べたものである.その際,現住地域での生活の継続,地域と地域住民の良さを活かすという考えをもとに中山間地域の視点から明らかにした.
そのためにまず,中山間過疎地域の定義・現状等を捉えた後,国内の中山間地域で過疎化や地域衰退が起こり始めた時期まで遡り,中山間地域をはじめとする過疎化に苦しむ地域に取られてきた対策とそれに伴う地域の動きについて考察することで,中山間地域が現在の厳しい状況に滞る原因を探った.更に,国内で地域再生に成功している地域の取り組み例を参照することで,中山間地域が財政難,少子高齢化,過疎化という厳しい状況の中で地域の再生・活性化を成功させるための要点を示した.そしてそこから見えてきたものを踏まえ今後の中山間過疎地域の在り方を示したものである.
講評 地域再生の視点から、今後の中山間過疎地域のあり方に焦点をあてた論文である。社会福祉実習での体験が、この論文作成の動機になっている. 財政難,少子高齢化,過疎化という厳しい状況の中で、中山間地域の再生・活性化を成功させるための提案を論じている.論旨は明快である. 文献検索・収集・応用もよくできている. しかし、結論の提案に関して、もっと実践事例の詳細情報を収集できていたら、もっと充実したであろうと思われる.
キーワード1 中山間地域
キーワード2 過疎地域
キーワード3 地域の主体性
キーワード4  
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